連載 診断力を上げる 循環器Physical Examinationのコツ・22
心房中隔欠損症(ASD),心室中隔欠損症(VSD)患者の診かた
山崎 直仁
1
1高知大学医学部 老年病・循環器内科
pp.148-154
発行日 2017年1月10日
Published Date 2017/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224575
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症例
50代男性.会社員.
病歴 幼少時から,心雑音を指摘されていたが,学校の体育の授業は普通にできていた.20歳時に近医へ入院し,心臓カテーテル検査を施行.二次孔欠損型の心房中隔欠損症(ASD)と診断され,手術を勧められたが,本人が手術を希望せず,経過観察となっていた.最近になり,労作時の動悸を自覚するようになり,当院へ入院となった.
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