特集 抗菌薬の考え方,使い方—ホントのところを聞いてみました
血流感染症
Viridans streptococcus groupによる感染性心内膜炎
小川 拓
1
1奈良県立医科大学感染症センター
pp.976-979
発行日 2016年6月10日
Published Date 2016/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224211
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Question 1
ペニシリンG(PCG)持続投与について教えてください.
PCG持続投与の根拠
ガイドラインでの位置づけ
Viridans streptococcus groupによる感染性心内膜炎(IE)を治療するときに最も有効で使用経験に富む抗菌薬はペニシリンGである.これはAHA(America Heart Association),ESC(European Society of Cardiology)双方のガイドラインに明記されている.腎機能正常の場合は1日分として1,200〜2,400万単位のペニシリンGを,4〜6時間ごとに4〜6分割して点滴投与することが推奨されている.またAHAのガイドラインでは持続投与も分割投与と同様に推奨されている1〜2).
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