トピックス
“Streptococcus milleri”groupの病原性
草野 展周
1
1琉球大学医学部附属病院検査部
pp.354-355
発行日 1992年4月1日
Published Date 1992/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901013
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はじめに
Streptococcus milleriはviridans streptococciのひとつであるが,その呼称は菌名というより,数種の菌種の総称として使われており,“S. milleri”group(SMG)という表現が一般的である.Bergey's manualではoral streptococciの1グループに分類されており,α溶血または非溶血であるStreptococcus constellatus,Streptococcus intermediusと,β溶血を示すStreptococcus anginosusの3菌種が含まれている1,2).一方,DNAの相同性などからS. anginosusに統括しようとする分類グループもあるが,否定的な報告も多い.しかし,菌名としてはS. anginosusが最も古いため,これをグループ名として用いている場合もある3).
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