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特集 前立腺生検の最前線
東北大学における初回生検,再生検の適応・方法
Indications and techniques of initial and repeat extended multisite prostate biopsy
石戸谷 滋人
1
,
伊藤 明宏
1
,
佐藤 信
1
,
斎藤 誠一
1
,
荒井 陽一
1
Shigeto Ishidoya
1
,
Akihiro Ito
1
,
Makoto Satoh
1
,
Seiichi Saito
1
,
Yoichi Arai
1
1東北大学大学院医学系研究科医科学専攻泌尿生殖器学講座泌尿器科学分野
キーワード:
前立腺癌
,
再生検
,
辺縁領域
Keyword:
前立腺癌
,
再生検
,
辺縁領域
pp.509-512
発行日 2004年6月20日
Published Date 2004/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100563
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要旨
東北大学において一般臨床例と検診例に対してPSA 4.0ng/ml以上の全例と2.0~4.0ng/mlでfree/total PSA比が0.12未満の例に対して,外来で局所麻酔下に10~12か所生検を行っている。310症例に対しての初回生検の癌発見率は43.8~47.5%であった。初回生検陰性だが癌が引き続き疑われる症例に対しては約6か月の間隔をおいて,採取部位を変更して尖部辺縁領域から6か所と移行領域も含めた辺縁領域内側6か所の計12か所から再生検を行っている。現在までのところ18例中3例(16.7%)に癌が発見された。これら再生検で見つかる癌は尖部の辺縁領域に集中している傾向がある。
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