特集 内科プライマリケアのための消化器診療Update
食道・胃・十二指腸疾患
消化性潰瘍
梅垣 英次
1
,
東 健
1
1神戸大学大学院医学研究科内科学講座消化器内科学分野
pp.1673-1677
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223693
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ポイント
●H. pylori除菌後も胃癌などの発症リスクが続くため,上部消化管検査は必要である.
●H. pylor除菌治療によらない消化性潰瘍の初期治療では,酸分泌抑制能に優れているPPIの投与が望ましい.
●H. pylor陰性潰瘍や除菌不成功潰瘍,吻合部潰瘍において,維持療法は治癒後の再発抑制に有効である.
●NSAIDs服用により,消化性潰瘍や上部消化管出血のリスクは明らかに高まる.
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