特集 外来で出会う呼吸器common疾患
呼吸器系のcommon疾患
間質性肺炎—外来での管理法と紹介のタイミング
杉野 圭史
1
,
本間 栄
1
1東邦大学医学部内科学講座呼吸器内科学分野
pp.1562-1564
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223669
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ポイント
●一部の間質性肺炎は,特発性・二次性を問わず,進行性あるいは急速に悪化し致死的な状況に至るため,間質性肺炎に特徴的な自・他覚所見,検査所見が認められた際は,できるだけ速やかに専門医に相談・紹介するべきである.
●慢性線維化型間質性肺炎,特に特発性肺線維症(IPF)患者においては,経過中に肺高血圧症,原発性肺癌,急性増悪等を合併することが多く,注意が必要である.
●間質性肺炎の病型・重症度・進行度によって治療内容が異なるため,専門医療機関での精査および治療が必要である.
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