特集 ウイルス肝炎の薬物治療—変わりゆく治療戦略
ここまで変わったウイルス肝炎の治療
【C型慢性肝炎】
C型慢性肝炎に対するダクラタスビル/アスナプレビル療法
今村 道雄
1
,
茶山 一彰
1
1広島大学大学院医歯薬保健学研究院消化器・代謝内科学
pp.308-311
発行日 2015年2月10日
Published Date 2015/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223112
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ポイント
●遺伝子型1のC型慢性肝炎でインターフェロン(IFN)不適格・不耐容,あるいはIFN無効例には,ダクラタスビル+アスナプレビル療法が第一選択となる.
●ダクラタスビル+アスナプレビル療法のウイルス排除率は非常に高く,肝硬変患者やIFN抵抗性の体質を有する患者にも,高い有効性が期待される.
●薬剤耐性変異の有無により治療効果が異なるため,治療前に耐性変異の有無を確認する必要がある.
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