治療のポイント
小児の肥満
日比 逸郎
1,2
1国立小児病院内分泌代謝科
2東大
pp.1191-1193
発行日 1968年10月10日
Published Date 1968/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223068
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治療の原理
肥満児では"過食→肥満→運動量の減少→相対的過食→肥満"という悪循環ができあがっている.この悪循環を断ち切るためには理論的には減食,運動量増加のいずれから始めてもよいわけであるが,実際にはいきなり運動量をふやすことは肥満の程度がごく軽い場合をのぞいては不可能で,減食によってある程度肥満が軽減してきてはじめて運動量の増加を期待できるようになる.したがって食餌療法が治療の基幹となる.
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