CPC
気管支拡張症と臨床診断され,肺炎を反復して死亡し,剖検によりリポイド肺炎と診断された71歳男性
内山 富士雄
1
,
相澤 信行
1
,
篠崎 伸明
2
,
佐伯 典之
3
,
竹大 禎一
3
,
村山 章裕
3
,
仲地 善昭
3
,
小沼 正和
3
,
縣 陽太郎
4
,
蓮沼 敏行
5
,
塚本 玲三
1
,
鈴木 隆夫
6
,
渡 雅文
1
,
金 國鍾
1
1茅ケ崎徳洲会総合病院・内科
2茅ケ崎徳洲会総合病院・外科
3茅ケ崎徳洲会総合病院
4茅ケ崎徳洲会総合病院・小児科
5茅ケ崎徳洲会総合病院・眼科
6茅ケ崎徳洲会総合病院・病理
pp.1416-1423
発行日 1989年8月10日
Published Date 1989/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222636
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症例
患者 71歳男性,印刷業
主訴 咳,痰,呼吸困難
現病歴 約10年ぐらい前より,咳,痰が慢性的に続いており,昭和59年,他院にて気管支拡張症と診断されている.この1,2年間,咳,痰が増強してきて,昭和61年7月と11月の2回,肺炎の合併で当院へ入院している.今回,2〜3週間前より急に咳と呼吸困難が強くなり,痰はやや黄色調で,量が増加してきた.食欲も低下し,体熱感もでてきたため来院して,昭和62年3月25日入院となった.喫煙も飲酒もしない.
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