今月の主題 炎症性肺疾患へのアプローチ
診断法
病理組織学的検査
斎木 茂樹
1
,
内田 和仁
1,2
1聖路加国際病院・病理学科
2順天堂大学・呼吸器内科
pp.224-227
発行日 1988年2月10日
Published Date 1988/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221519
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病理医が生検材料を扱うとき,臨床的にどのような病気が疑われ,どのような病気が否定され,何を目的としてこの生検が行われ,どこから採取されたか,という情報が必要である.また,この生検目的に十分応えるためには,その材料が種々の病理検査に最適な状態で提出されることが望ましい.
このことを踏まえて今回は,肺生検を施行後,その検体を「具体的にどう扱ったらよいのか」,また,その後に「どのような病理組織学的検査を行ったらよいのか」といった点を検討し,現在病理で行いうる検査法について述べる.
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