今月の主題 循環器疾患の画像診断
各論
日常的にみられる先天性心疾患
深谷 隆
1
1神戸市立中央市民病院・小児科
pp.1103-1111
発行日 1987年6月10日
Published Date 1987/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220997
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先天性心疾患の診断法の中でも超音波検査法の進歩はめざましく,すでに日常の診療の中で,必要不可欠なものとなっている.超音波検査法のなかでもドプラ法の最近の進歩は著しく,本法の応用によって得られる血流情報は,先天性心疾患の診断に大いに寄与している.本稿では,日常の診療に際してしばしば経験する先天性心疾患のドプラ法による診断について概説する.おのおののドプラ法の特徴については本特集の他の論文を参照されたい.なお本稿ではパルス・ドプラ法のFFT表示を単にパルス・ドプラ法とのみ記載する.
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