今月の主題
先天性心疾患
榊原 仟
1
1東京女子医大外科
pp.205-209
発行日 1964年5月10日
Published Date 1964/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200266
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先天性心疾患の根治的あるいは亜根治的治療としては外科手術が唯一の手段である。したがって診療にさいしては,手術が可能であるか,可能であるとすれば,いつ手術すべきかを決めることがまず必要である,これをほぼ決定するには日常診断の手段で足り,特殊検査を必要としない。その要点を記した。また先天性心疾患の約半数は乳児期に死亡するので,これを救うためには,専門医の手にすみやかに托するのが最上の道であることを強調する。
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