今月の主題 循環器疾患の画像診断
方法
断層心エコー図の適応と限界
別府 慎太郎
1
1国立循環器病センター研究所・循環動態機能部
pp.968-973
発行日 1987年6月10日
Published Date 1987/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220979
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超音波法の心臓への応用はまだ30年の歴史しかないが,その発展は著しく,特にリアル・タイム断層心エコー図法の開発後の臨床への応用は急速に拡大した.その適応範囲は広く,いわゆるルーチン検査から複雑な病態生理を追求する精密検査までの対応が可能である.ここでは現時点における断層心エコー図法の適応と限界について述べる.後節にはMモード心エコー図法,ドプラ法が記載されるが,同じ超音波でもそれぞれの診断特性が異なるため,その適応や限界も異なるので対比していただきたい.
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