今月の主題 内科医に必要な救急治療
おもな救急疾患とその治療
異物誤飲
久保山 一敏
1
,
奥 憲一
3
,
吉永 和正
2
,
石田 詔治
2
1阪和記念病院・脳神経外科
2兵庫医科大学・救急部
3阪和記念病院・脳神経内科
pp.872-874
発行日 1987年5月10日
Published Date 1987/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220962
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異物誤飲はあらゆる年齢層におこりうる疾患で,臨床上しばしば遭遇する.食道内異物はただちに生命に脅威となることは少ないが,気道内異物はすみやかに適切な処置を講じなければ致命的となりうる.本邦では異物による気道閉塞で,乳児と老人を中心として年間およそ2,000人が死亡しており,黙視できない数字となっている.本稿では気道内異物について治療法を中心として述べる.
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