グラフ 消化管造影 基本テクニックとPitfall
胃(9)—Ⅱc型早期癌
西俣 寿人
1
,
西澤 護
2
1鹿児島大学医学部・第2内科
2東京都がん検診センター
pp.700-707
発行日 1987年4月10日
Published Date 1987/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220912
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
西澤 今回はⅡc型早期癌についてお話を伺いたいと思います.
早期癌の中で一番多いのは陥凹型の早期癌ですが,早期癌のⅡcの上に潰瘍ができればⅢ型,潰瘍が治癒してくるとⅢ+Ⅱc型あるいはⅡc+Ⅲ型,潰瘍がもっと小さくなって,ほとんど瘢痕になってくるとⅡc型になる.瘢痕のないⅡc型もありますが,われわれが普通診断する場合に一番多く経験するのは,いわゆるⅡc型早期癌だと思います.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.