臨時増刊特集 図解 診療基本手技
Ⅳ 診療手技
B 消化器検査法
65.十二指腸液採取法
竹内 正
1
1東京女子医科大学・消化器内科
pp.2444-2445
発行日 1986年12月15日
Published Date 1986/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220724
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十二指腸液採取法
一般に行われている方法は,経口または経鼻的にチューブを挿入し,先端を十二指腸下行脚に位置するようにし,胆汁排泄促進剤として硫酸マグネシウム液をチューブから注入し,その後チューブからサイフォンの原理で流出する胆汁を分画採取して黄疸指数,沈渣,細菌などを検査するもので,メルツァー・リオン(Meltzer-Lyon)法といわれるものである.胆嚢の機能,胆道疾患の診断に用いられ,治療法としても行われるものである.
胆汁排泄促進剤として,セルレイン,コレシストキニンなどの注射も行われる.
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