臨時増刊特集 図解 診療基本手技
Ⅱ 理学的検査法
7.診察のすすめ方と全身のみ方
福原 俊一
1
1国立東京第二病院・循環器科
pp.2212-2216
発行日 1986年12月15日
Published Date 1986/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220666
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診察のもつ意義
臨床医学における最近のハイ・テクノロジー化の動きには目ざましいものがある.診断過程において,新しい画像診断法や自動診断をはじめとして,その傾向が特に強いといえよう.このような状況にあって,診察のような再現性に乏しく,不確定性が強い「原始的な」手段は,将来いや現在においても意義をもつものであろうか?この素朴な疑問に答える前に,診察がなされる4つの代表的な設定を考えてみよう.
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