臨床メモ
抗生物質使用中の発熱
北原 光夫
1,2
Mitsuo Kitahara
1,2
1東京都済生会中央病院・内科
2慶応義塾大学医学部・内科
pp.1812
発行日 1983年10月10日
Published Date 1983/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218491
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感染症の確定診断のもとに抗生物質投与を開始すると,数日で解熱をみるのが普通である.ことに肺炎球菌肺炎ではペニシリン開始後,crisisといわれる急激な解熱をみる.また,結核症では抗結核剤を投与しはじめても,すぐに解熱せずに10〜14日間を要する.
抗生物質使用開始後,発熱が持続して改善をみない場合と,一度は解熱をみた後に再び発熱を経験する場合とがある.
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