一冊の本
—Philip A. Tumulty 著 日野原重明・塚本玲三 訳—The EFFECTIVE CLINICIAN—新しい診断学の方法論と患者へのアプローチ—よき臨床医をめざして
日野原 重明
1
1聖路加国際病院・臨床医学教育
pp.2717
発行日 1985年12月10日
Published Date 1985/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220155
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私がジョンズ・ホプキンズ大学医学部のタマルティ内科教授の本に接したのは,1971年のことであった.この本をアメリカ訪問の際に本屋で見つけたのは,まずその標題が心をひいたことであった.中をめくってみると,オスラーほか11名のジョンズ・ホプキンズ大学医学部の歴代教授のスケッチと人物評があり,私の興味をひいた.
この本の著者は,オスラーの直弟子ではないが,ジョンズ・ホプキンズ大学におけるオスラーの精神を心一杯に浴びて医師,研究者となり,オスラーの精神を今日の若き医学生に伝えようと努力したOslerianである.
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