臨時増刊特集 エコー法の現況
Ⅱ 診断と治療への応用
A 心エコー法
12.先天性心疾患—大血管の異常
高野 良裕
1
1国立小児病院・循環器科
pp.2172-2177
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220048
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検査の手順とポイント
①装置 先天性心疾患の診断には,主にMモード法と断層法(特にセクター式)を用いる.前者は,心電図,心音図と同時記録により,いわゆる心機能の計測に有用であり,後者は形態診断に有用である.
②探触子 2.4MHz,3.5 MHz,5MHzとあるが,高周波数のものほど胸壁に近い部位の分解能に優れ,新生児では5MHz,小児では3.5MHzを使用する.
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