臨時増刊特集 エコー法の現況
Ⅰ 基礎知識
4.装置の選び方—心臓
朴 永大
1
1国立循環器病センター病院・循環器内科
pp.2132-2135
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220040
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近年の電子工学の進歩はめざましく,これに伴い超音波機器の改良も急速に進みつつある.心臓用の機器の場合でも,装置全体(断層心エコー装置本体,VTR,Mモード記録用のラインスキャンレコーダ)が部屋の一角を占めるほどの大きさで,全体をベッドサイドへ移すことがほとんど不可能であったが,装置全体の総重量が150kg以下にまで軽量小型化されている(図1).これとともに探触子の小型化による操作性の向上,超音波画像の画質の向上も著しい.ここでは心臓用の超音波装置を選択する際に,一般的に留意すべき点を述べることとする.
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