新薬情報
フエロン（Feron）〔東レ〕—一般名：インターフェロン-β―天然型インターフェロン製剤
水島 裕
1
Yutaka Mizushima
1
1聖マリアンナ医科大学・第1内科
pp.1706-1707
発行日 1985年9月10日
Published Date 1985/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219946
- 有料閲覧
- 文献概要
概略
インターフェロン（IFN）は，ウイルスに感染した細胞が放出するポリペプチドであり，抗ウイルス効果のほか，抗腫瘍効果，免疫調節効果など多面的な生物活性を有している．遺伝子組み換えや細胞培養技術の発達に伴い，注目される"バイオ医薬品"として各社が開発競争を行ってきた．フエロンは，細胞培養によって得られたものであるが，日本で初めて承認を受けたインターフェロン製剤である．
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.
