今月の主題 胆道疾患診療のトピックス
胆石治療の最近の進歩
胆石組成とX線像の特徴
松本 泰二
1
1三楽病院・放射線科
pp.628-632
発行日 1985年4月10日
Published Date 1985/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219702
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近年,胆石の内科的溶解療法が脚光を浴びているが,溶解療法は現在のところコレステロール胆石に限られる.このコレステロール胆石には,純コレステロール石,混成石,混合石などがあって,胆石の成分として70%以上のコレステロールを含有し,主成分はX線透過性である.
一方,ビリルビンカルシウム石,脂肪酸カルシウム石,炭酸カルシウム石は,X線不透過性の陽性石として溶解療法から除外される.
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