臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
Ⅷ.血液化学検査
111.セルロプラスミン
青柳 豊
1
,
鈴木 康史
1
,
市田 文弘
1
Yutaka Aoyagi
1
,
Yasufumi Suzuki
1
,
Fumihiro Ichida
1
1新潟大学医学部・第3内科
pp.2368-2370
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219432
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セルロプラスミン(ceruloplasmin)は,1944年スウェーデンのHolmberg & Laurellによって初めて単離精製された,主要な血清蛋白の1つである.本物質は1分子中に6〜7個の銅イオンを含有し(最新の報告では5個との説もある),同時に8〜9%の糖を含む糖蛋白で,電気泳動上はα2グロブリン分画に属し,分子量約134,000でPフェニレンジアミンや,カテコールアミンなどの酸化能を有する.
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