特集 酵素検査法
血液
セルロプラスミン Ceruloplasmin
清水 盈行
1
1昭和大・内科
pp.1270-1272
発行日 1971年12月1日
Published Date 1971/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907410
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いとぐち
セルロプラスミンはα2—グロブリン分画にある銅タンパクであって,分子量15万のきれいな青色を呈すタンパクである.腸管から吸収された銅は肝臓でセルロプラスミンに合成され,血中を循環するが,胆汁を通じて排泄され,尿中へは排泄されない.血清中以外では肝臓,腎臓の2臓器のみに存在する.
p—フェニレンジアミンなどジアミンを酸化するので,そのオキシダーゼとしての酸化作用を利用して測定する方法が考えられている1).
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