臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第3集
Ⅳ.穿刺液検査
27.穿刺液検査
河野 均也
1
Kinya Kawano
1
1日本大学医学部・臨床病理学
pp.2146-2147
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219348
- 有料閲覧
- 文献概要
臨床検査材料として用いられている穿刺液のうち,ここで胸水,腹水,心嚢液,および関節液について簡単にまとめておく.これらの体腔液は正常ではごく微量にしか存在しないものであり,一定量以上の貯留はそれだけで病的である.
穿刺液を検査するに際して最も大切なことは肉眼的な観察をまず行うことであり,穿刺液の採取にあたって臨床医が自らその肉眼的性状を確認したのち,的確な検査の指示をすべきであることは言うまでもない.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.