今月の主題 循環器薬の使い方
心不全
血管拡張剤の使い方
斎藤 頴
1
,
田村 裕男
1
,
日比谷 和平
1
,
友部 健太
1
Satoshi Saito
1
,
Yasuo Tamura
1
,
Kazuhira Hibiya
1
,
Kentaro Tomobe
1
1日本大学医学部・第2内科
pp.1178-1181
発行日 1984年7月10日
Published Date 1984/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219114
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Digitalis,利尿剤を中心とする従来からの心不全治療に加え,近年,血管拡張剤の有用性が注目されている.本療法は,従来の治療に抵抗する難治性心不全に対し,しばしば劇的な効果をもたらし,心不全治療に新たな一歩を築いたといえる.しかし,この魅力ある血管拡張剤療法も,心不全の病態の的確な把握と,薬剤の血行力学的特性の理解なくしては成立しない.本稿では,現在までに臨床効果の明らかな各種薬剤を挙げ,臨床実施面での要点につき解説する.
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