今月の主題 酸塩基平衡の異常
酸塩基平衡異常の定義と問題点
大村 昭人
1
Akito Ohmura
1
1帝京大学医学部・麻酔科
pp.782-786
発行日 1984年5月10日
Published Date 1984/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219018
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酸(acid)と塩基(base)
H+を中心としてBrφnsted-Lowreyの定義が理解しやすく,最も良く受け入れられている.すなわち,酸とはH+を放出するもの,塩基とはH+を受け入れるものということになる.たとえば,最も重要な緩衝系の代表である重炭酸イオンとヘモグロビン(Hb)を例にとると下記のようになる.
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