臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
IV.循環器疾患
問題となるケースの治療
76.自覚症状のない不整脈
比江嶋 一昌
1
Kazumasa Hiejima
1
1東京医科歯科大学・第1内科
pp.2246-2247
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218617
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不整脈によってもたらされる自覚症状の程度は,患者の年齢や感受性にもよるが,通常は,①心拍数,②心拍の規則性,③持続時間,④器質的心疾患の有無,⑤患者の状態(例えば,起立時か仰臥位,覚醒時か睡眠中)などに左右される.
自覚症状の全くない不整脈でも,治療面では,急いで対策を考慮しなければならないものから放置して差し支えないものまでいろいろあり,それらの識別が臨床上重要となる.
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