Via Air Mail ウィスコンシン大学放射線科における研修生活・2
1年たって公平な評価が
菊池 陽一
1
Yoichi Kikuchi
1
1ウィスコンシン大学放射線科
pp.2018-2021
発行日 1983年11月10日
Published Date 1983/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218537
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ローテーションのコース ウィスコンシン大学の放射線科はスタッフ20人,レジデント20人の総勢40入からなります.日本の平均的な大学病院の放射線科と比べるとその規模はずっと大きいと言えます.放射線治療は腫瘍学(Oncology)の中に組み込まれているので放射線科というのは核医学を含む診断放射線科を指します.*放射線科はさらに神経放射線,消化器,泌尿器,CT,超音波,小児,骨,胸部,核医学,心血管およびInterventionalRadiologyというように専門別に分科しています.レジデントはそれぞれを一定期間(約3カ月)ずつローテートします.ここの大学病院では小児の症例が十分でないので,2カ月間ミルウォーキーの小児病院で院外研修があります.この他に病理の院外研修がワシントンのAFIP(Armed Forces Institute of Pathology)で6週間あります.この6週間のコースはここから帰って来たレジデントが例外なく「最良のローテーション」と言うので,ワシントンでの数々の美術館・博物館見物とともに,非常に楽しみにしています. *われわれのレジデントのコースは3年間と4年間の2通りあります.前者はインターンや,他科のレジデントを終了した者のコースで,後者は卒後すぐに放射線科に入り,ストレートに4年間研修する者のためのコースです.
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