今月の主題 狭心症とその周辺
治療
血小板凝集抑制剤の使い方
山崎 昇
1
Noboru Yamazaki
1
1浜松医科大学・第3内科
pp.648-650
発行日 1982年4月10日
Published Date 1982/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217714
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虚血性心疾患の発症進展における血小板凝集の病態生理学的意義については,多くの議論があるが,いまだ一定の見解は得られていない.しかし,冠動脈内膜の破綻とアテローマの崩壊,そしてそこから発生する血栓,さらには血管攣縮などが重要な因子と考えられている.
1976年,Weiss & Aledortらによりアスピリンに血小板抑制作用のあることが報告されてから,心筋梗塞の発症,再発予防にアスピリンがひろく用いられてきた.
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