臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン
頭頸部
副鼻腔
pp.2127-2129
発行日 1981年11月20日
Published Date 1981/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217465
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副鼻腔疾患に対しては,最も有効なものは悪性腫瘍の頭蓋内進展の判定である.mucoceleなどに関しては,内部のCT値から内容物の性質を判断できる可能性はあるが,これは末梢的な問題である.骨破壊などの描出は,多軌道断層撮影がより優れている.良性・悪性の判断も,典型的なものでは可能であるが,判定に迷うようなものでは臨床像,最終的には病理組織像に帰着する.
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