カラーグラフ 臨床医のための内視鏡—パンエンドスコープ
偶発症・人工的な変化および見逃しやすい部位と病変
多賀須 幸男
1
Sachio TAKASU
1
1関東逓信病院・消化器内科
pp.830-831
発行日 1981年5月10日
Published Date 1981/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217175
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①粘膜下血腫 食道入口部(左梨状窩).
②吸引による出血と膨隆 体部の粘膜ひだ上にみられることが多い.
③,④噴門直下の裂傷 ボスミンを加えた水で洗浄すると,裂傷が明らかになった.④の三角形の白色部は食道粘膜.65歳,男性.
⑤,⑥癌浸潤部よりの出血 角上後壁のIIc病変の口側に,一見正常とみえる粘膜上に出血を認める.癌は表層性に噴門付近にまで拡大していた.44歳,女性.
⑦対物レンズ上の"のっかり"
⑧粘膜上の"のっかり" 出血びらんのごとくみえるのは海苔である.
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