今月の主題 臨床栄養学—最近の進歩
トピックス
寿命と栄養
林 伸一
1
,
村上 安子
1
Shin-ichi HAYASHI
1
,
Yasuko MURAKAMI
1
1東京慈恵会医科大学・栄養学教室
pp.572-573
発行日 1981年4月10日
Published Date 1981/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217102
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それぞれの種にたいして寿命は遺伝子により定まっているが,実際の生存日数は同じ種でも大きな差がある.それは個体のもつ遺伝素質と個体をとりまく環境因子の違いによるためであろう.栄養もその環境因子の1つである.ここでは栄養と寿命との相関性について,主に熱量と蛋白質の影響に関する動物実験の結果を紹介する.ほかに寿命との関係が注目されている脂質,繊維について,また栄養と寿命の総説については文献1)〜3)を参照されたい.
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