医学の話題
人の寿命
杉 靖三郞
1
1教育大学
pp.24-25
発行日 1955年2月1日
Published Date 1955/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200787
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人は生まれてから,成長して一定の年月の後に老衰して死んでゆく.この期間を"人生"といいます.人生は,その生活年令に区分をつけて,1)胎兒期2)乳兒期,3)幼年期,4)少年期,5)青年期,6)成年期,7)老年期にわけます.
すなわち,1)受胎してから生まれるまでを胎兒期,2)生まれてから離乳するまでを乳兒期,3)それから学令期に達するまでを幼年期,4)それから13〜14才までを少年期,5)それから20才までを青年期,6)それから60才までを成年期,7)60才以上を老年期といいます.これらはそれぞれ発育の段階を示すもので,それぞれ生理的ならびに構造的に特徴がみられます.
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