プライマリ・ケア
初期診断・初期治療の諸問題—(1)あるべき医師像
阿部 正和
1
,
川久保 亮
,
永井 友二郎
Masakazu ABE
1
,
Ryo KAWAKUBO
,
Tomojiro NAGAI
1東京慈恵会医科大学・第三内科
pp.170-175
発行日 1981年1月10日
Published Date 1981/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217018
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永井(司会) 今日のテーマである初期診断・初期治療の諸問題については,その医学的な観点からのお話しは,昨年6月に行われました第3回日本プライマリ・ケア学会で,阿部先生に特別講演をしていただき,大変好評でした.今日の鼎談ももちろん医学的観点が基本にあるわけですけれども,プライマリ・ケアというさらに広い観点からこの問題にアプローチしてみたいと考えております.
そこでプライマリ・ケアという観点とはどういうことかということですが,これにはいろいろな考え方があります.今日は,私が昨年のプライマリ・ケア学会の会頭講演でお話しした考え方に基づいて進行させていただきたいと思います.
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