オスラー博士の生涯・87
オスラーの宿病との闘い(1919年)
日野原 重明
1
Shigeaki HINOHARA
1
1聖路加看護大学
pp.1644-1648
発行日 1980年10月10日
Published Date 1980/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216734
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オスラー博士夫妻は,1919年の夏には,イングランド南部の聖ブレレイド湾の海の家で約5週間を過した.夫オスラーを案じての夫人の配慮からである.ここでオスラーは失った21ポンドの体重をとり返えした.
しかし,9月に入ってオックスフォードへの帰途かぜを引き,帰宅してから熱が出始め,しつこい咳の発作で悩まされる日が続いた.
ギブソン医師の往診を受け,また,看護婦も一人付添うことになった.
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