今月の主題 アレルギーの現況
診断・検査法
皮膚テスト
高橋 昭三
1
Terumi TAKAHASHI
1
1昭和大学医学部・第一内科
pp.1020-1021
発行日 1980年7月10日
Published Date 1980/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216585
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はじめに
アレルギー性疾患では,原因抗原の確定は診断および治療上きわめて大切である.このためまず手はじめに行われるのが皮膚テストである.詳しい問診により得られた情報から,疑わしい推定抗原を主体にして皮膚テストを行うが,推定抗原への手がかりが得られない場合には,各アレルギー性疾患に応じ,原因抗原になりやすいものについての検査を行うのが普通である.アナフィラキシー・ショックを起こしやすい薬剤については,使用前にルーチン・スクリーニングとして皮膚テストが行われる.
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