今月の主題 消化管ホルモンの基礎と臨床
消化管ホルモンの臨床
消化管ホルモンと消化性潰瘍
矢花 剛
1
,
谷内 昭
1
1札幌医大第1内科
pp.2260-2261
発行日 1979年12月10日
Published Date 1979/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216335
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はじめに
粘膜における攻撃・防御因子の平衡失調,とくに胃酸・ペプシンの粘膜障害作用が消化性潰瘍発症の重要な因子であると考えられている.この胃液分泌機序と密接に関係する個々の消化管ホルモンが,消化性潰瘍と一括されてきた胃および十二指腸潰瘍の成因,病態生理にどこまで関係するのか,その問題点を合めて述べてみたい.
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