臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集
XIII.細胞診
158.産婦人科領域の細胞診—腫瘍細胞診
栗原 操寿
1
,
長谷川 寿彦
1
1慶大産婦人科
pp.2006-2007
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216262
- 有料閲覧
- 文献概要
はじめに
細胞診は子宮頸部における初期新生物,つまり前癌病変と見做される異形成上皮から上皮内癌および初期浸潤までの発見に偉力を発揮しているばかりでなく,子宮内膜や腹水などの検査まで行われ,産婦人科の日常診療に広く役立っている.とくに最近の細胞診は,単に良性・悪性を診断するばかりでなく,剥離した細胞の病変の母組織を推定診断できるまでに発展している.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.