臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集
X.内分泌機能検査
139.カテコラミン
梶原 長雄
1
,
小林 良子
1
1日大第2内科
pp.1958-1959
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216243
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- 文献概要
はじめに
Catecholamine(以下CA)とは,カテコール核とアミン側鎖を持った低分子化合物であって,普通はDopamine,Norepinephrine(以下NE),Epinephrine(E)に対する総称である.NEは主として交感神経末端において一連の酵素反応により,TyrosineからDOPA,Dopamineを経て生合成され,神経伝達物質として血管平滑筋,脂肪組織,肝,心,脳などの標的器官に作用を及ぼす.Eは重クロム酸カリと反応して褐色に染まる副腎髄質のクロ・ム親和性細胞において,同一過程で合成されたNEから生合成され,流血中に分泌されてホルモンとして遠隔臓器に作用する.
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