臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集
VIII.血液化学検査
103.CO2(重炭酸塩およびPaCO2)
塚本 玲三
1
1川崎市立井田病院内科
pp.1870-1871
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216207
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はじめに
HCO3-は体内で最も重要な緩衝塩基で,血漿HCO3-濃度〔HCO3-〕pの正常値は22〜28mEq/lである.〔HCO3-〕pは主として腎臓によってコントロールされ,代謝性アシドーシスでは低下し,代謝性アルカローシスでは増加する.
PaC02は呼吸により調節され,正常値は35〜45mmHgで,呼吸性アシドーシスで増加し,呼吸性アルカローシスで低下する.
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