今月の主題 消化・吸収の基礎と臨床
栄養素と酵素蛋白の吸収
小腸における糖質の吸収
原 泰寛
1
1国立病院九州がんセンター消化器部
pp.623-625
発行日 1978年5月10日
Published Date 1978/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207858
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はじめに
食品中の糖質はグリコーゲン,澱粉などの多糖類,麦芽糖,乳糖,庶糖などの二糖類,およびブドウ糖,果糖などの単糖類に分けることができる.このうち腸管において直接吸収されうるのは単糖類である.
したがって,多糖類や二糖類は唾液,膵液,および腸管内の消化酵素の作用をうけ,単糖類にまで分解されたのち,吸収される.
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