新薬の使い分け
貧血—原因別による薬剤の使い分け
高橋 隆一
1
1済生会中央病院内科
pp.988-991
発行日 1976年7月10日
Published Date 1976/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206658
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日常遭遇する貧血患者のなかには診断不明のまま治療を受けている例が少なくなく,そのため診断および治療上支障をきたすこともある.また適切な診断の下に治療を行っていても,その後の経過観察が不十分のために貧血が完全に回復しなかったり,再発のために訪れる患者も少なくない.
診断の確定されていることを前提として,日常診療上遭遇することの多い貧血について薬剤治療の原則について述べてみたい.
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