特集 貧血 最新の薬物治療戦略と実践ポイント
こんなときどうする?プロが教える実践ポイントQ&A! 薬剤性貧血の原因となる薬剤は?薬剤性貧血であるかの見極めはどう行うか?
本村 小百合
1
1東京都保健医療公社多摩北部医療センター 血液内科
キーワード:
グルコースリン酸デヒドロゲナーゼ欠損症
,
L-Lactate Dehydrogenase
,
Hemoglobins
,
赤血球系無形成-真性
,
赤血球指数
,
貧血
,
貧血-巨赤芽球性
,
貧血-再生不良性
,
貧血-溶血性-自己免疫性
,
貧血-鉄芽球性
,
網状赤血球計数
,
服薬管理
Keyword:
Anemia, Hemolytic, Autoimmune
,
L-Lactate Dehydrogenase
,
Glucosephosphate Dehydrogenase Deficiency
,
Hemoglobins
,
Reticulocyte Count
,
Erythrocyte Indices
,
Anemia, Megaloblastic
,
Anemia, Sideroblastic
,
Anemia
,
Anemia, Aplastic
,
Red-Cell Aplasia, Pure
,
Medication Therapy Management
pp.3169-3174
発行日 2020年9月5日
Published Date 2020/9/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020378960
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<Key Points>◎貧血の患者を診たときにさまざまな疾患の可能性を考えるとともに、薬剤の投与歴があるときは薬剤性貧血の可能性も考える。◎投与開始日、中止日、服用状況を含む詳細な服用歴と検査値や自覚症状との経時的関係を調べる。◎疑ったらその薬剤が貧血を起こすことがあるかを添付文書、文献、医薬品医療機器総合機構の『副作用が疑われる症例報告に関する情報』などで調べる。◎可能性が高く中止できる薬剤は中止して貧血の変化を追うことを検討する。まず疑うことから薬剤性貧血の診断は始まる。◎薬剤投与歴と採血データの経過を検討することが一番のポイントである。
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