新薬の使い分け
経口糖尿病薬
堀内 光
1
1済生会中央病院
pp.538-539
発行日 1976年4月10日
Published Date 1976/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206526
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スルフォニール尿素剤,ビグアナイド剤が用いられるようになって,これらの薬剤を経口糖尿病薬,経口糖尿病用剤,経口血糖降下剤などと呼んでいる.経口投与によって糖尿病の治療に役立てようとして1955年以来用いられてきたが,未だこれらの薬剤の作用機序は十分に解明されたとはいえない.糖尿病患者の血糖値を低下させることは認められるが,これが長期に糖尿病のすべての病態を改善に導くというには困難である.本剤の適応例の選定,糖尿病病態に対する効果の判定など慎重に検討しなければならない問題を残している.
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