今月の主題 糖尿病への新たなる対処
この病態をどう扱うか
GTT境界型
田中 剛二
1
1済生会中央病院・内科
pp.784-785
発行日 1975年4月10日
Published Date 1975/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205995
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糖尿病患者の予後を支配するものとして,現在血管障害の合併が重要視されている.糖尿病合併症の発生原因はなお不明な点が多いとはいえ,糖尿病を早期に発見し,早期から適正な治療を行うことが合併症の発生,進展を阻止する有効な手段と考えられる.
口喝,多飲,多尿,全身倦怠,体重減少などの自覚症状もなく,空腹時血糖値も高くないような糖尿病を早期に診断することは必ずしも容易ではない.
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