グラフ 血管造影のみかた
—腹部・その1—腎・副腎(腫瘍を中心として)
平松 京一
1
1慶大・放射線診断部
pp.78-88
発行日 1974年1月10日
Published Date 1974/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205274
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腹部血管造影では,dos Santos(1929)1)による経腰的大動脈造影が長い間その主流をなしてきたが,Seldinger(1953)2)によって考案された経皮カテーテル法を応用して,Ödman(1956)3)が大動脈分枝の選択的造影を施行して以来,腹部臓器についての選択的血管造影は日常のルーチン検査として広く普及するに至った.
腹部血管造影のシリーズにおける第1回として,とくに血管造影が重要と考えられる腎・副腎の腫瘍を中心に述べてみたい.
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