特集 これだけは知っておきたい治療のポイント
VI 糖尿病・代謝
1.糖尿病治療の問題点
インスリンの投与量
後藤 由夫
1
1弘前大第3内科
pp.1762-1763
発行日 1973年11月20日
Published Date 1973/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205095
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未治療時血糖値と必要とされた治療法
糖尿病がはじめて発見されたときの空腹時血糖値(FBS)と入院後最終的に必要とした治療法との関係をみると表1のようになる.この成績からFBSが300mg/dl以上のものは全例,また250mg/dl以上のものではその大部分がインスリン治療を必要とすることが知られる。また160mg/dl以下のものは食事療法だけでもよいものが多いし,食事療法が予想以上に効果的であることもこの表からうかがうことができる.
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