カラーグラフ 臨床医のための病理学
III.肝疾患
金子 仁
1,2
1日本医大
2日本医大・老研基礎部
pp.346-347
発行日 1973年3月10日
Published Date 1973/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204652
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肝は人体臓器の中で最も大きく(通常1,300g),栄養分の貯蔵,胆汁の分泌,解毒作用などが主な働きである.
肝疾患は数多く,1回でその全部を網羅するのは無理だが,ありふれた疾患として,肝炎,肝硬変症,肝癌,白血病,胆石症をのせる.肝疾患として最も多く,重要なのは肝炎である.肝炎→肝硬変症→肝癌と1つのコースがあるからである.最後に,第2次世界大戦終了後,日本で猛威を振った回虫症の例をのせた.
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